PC、CS問わずゲームの感想や情報、プレイ日記を更新してます。ただいま『トリック×ロジック』『フォークスソウル 失われた伝承』を応援中
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 開始三時間程度の、ファーストインプレッション。 

 ウィンダリア島に主人公が流れ着くところから物語は始まる。

 最初ヒロインはアミル(魔法使い)、ネリス(狩人)、エアリィ(修道女)の三タイプから選べる。イラストと職業が違うだけで、声や性格が同じというのは結構珍しいかも。僕は健康的なエロスに満ち溢れているネリスを選択。

 ゲームとしては、彼女と共にパンを焼いたり、魚を釣ったりするのがメインとなる。だが、実際そーゆーまったりとした雰囲気にも関わらず、意外とシビアだ。パンの材料が足りない、お金もあまり持っていないので、材料を求めて島中を駆け巡ることになる。

 スローライフ良いじゃない、田舎に行こう。そんな甘えた根性は真っ先にたたき直される。自給自足の生活は、こんなにも辛いんです。

 元々はマキシマさん目当てで購入したのだけど、残念ながら今作では仲間にならないとの事。このインタビュー記事によれば、ファンディスクのようなものも製作するかも、ということなので、そちらに期待ですね。
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 ゲームは今年そこまでプレイすることが出来なかったので(他の部門と同じようにベスト5だと遊んだタイトルすべて書く勢いになってしまう(笑))、そんな中でも特別良かったタイトル三つを選ばせていただきました。



■第1位 空の軌跡FC・SC/日本ファルコム/PC

英雄伝説 空の軌跡セット

 感想も書いてないのに、いきなりトップを取っちゃったよ! 続編の『零の軌跡』も良かったですが、やはりこれ。JRPGは「いま、ここ」にはない理想世界を目指すラスボスに、「いま、ここ」にある現実を突きつける主人公たちという構図がよく描かれるんですが、本作はそれをどこまでも意識した形で作られておりました。

 そうしたJRPGとは? という問いに答えつつも、物語はどこまでも素敵なジュブナイルストーリー。なるべくなら若いうちに一度は遊んで、一回り年を取ってから遊んでほしい。エステルやヨシュアといった少年少女たちへ一度感情移入してもらって、再プレイ時には彼らを支える「大人たち」の姿に胸を打たれてほしい。僕はちょうど年齢的にはその中間ぐらいだったので、どちらにも適度に感情移入しながら、楽しむことが出来て良かった。

 そして、そんなストーリーを支える音楽とグラフィック。特に作り込まれた2Dグラフィックはぜひ大画面で堪能していただきたい。そういう意味では、僕はPSPではなく、PCをオススメします。拘りさえすれば、音楽も良いスピーカーで聴けますしね。

 僕自身も最近痛感していることだけど、確かに時間がなくてなかなか大作ゲームをプレイすることができない。そうした状況下ではPSPなどいつでもどこでも遊べるハードを使うことになるんですが、やっぱりたまにはがっしりと腰を据えて大作ゲームを遊びたい。そうした欲求に応えるタイトルです。

 僕はFC・SCをクリアするまでに二ヶ月近くかかりましたが、その間とても幸せだった。自分にとって大切なタイトルをじっくりと時間をかけて遊ぶというスタイルに、これから変えていきたいという契機になったタイトルです。間違いなく、ここ数年来で一番面白かったRPGです。

■第2位 WHITE ALBUM2 -introductory chapter- /Leaf/PC

WHITE ALBUM2 -introductory chapter- 初回限定版 (予約キャンペーン特典「オリジナルフィギュア」付き)

 本作は所謂「序章」扱い。「本編」の『Closed Chapter』は未だ販売未定の状況です。なので、本格的な語りは本編発売後にでも。とか言いながら、プレイ日記の方に書き殴っておりますが(笑)

 この作品についてはまだまだ語ることが残っていて(小説とかドラマCDとか)、それらを語りたい!という意味で、だいぶ上位にランクインさせました。単純に本作だけでも非常に面白い試みを行っているわけですが、そこはやはり「本編」を待った上で、それからもっと熱く! 多くを!! 語りたい!!!

■第3位 FOLKS SOUL/リパブリック/PS3

FolksSoul -失われた伝承-

 これはもう雰囲気と最初の設定が、自分好みでたまりませんでした。ラストのオチもしっかりついていて、ぜひぜひ遊んでほしいタイトル。ある意味『空の軌跡』は少年少女たちと社会人の方にオススメするタイトルならば、これは大学生ぐらいで衒学に被れている時に遊ぶと面白いんじゃなかろうかと思います。

 死者に会える村で起こった殺人事件。その真相を得るために、異界にいる死者に会いに行くというファンタジックな設定。その異界は人の「死」に対するイメージから生まれている。設定が良くできていて、いろんな民間伝承を扱っているそうなので、思わず妖精に関する著作を買って案の定積んだのは、今となっては良い思い出(いや、今度ちゃんと読もう)。



 それでは、皆さん今年はどうもありがとうございました。来年もいろんなゲームをより面白く遊べるように記事を書いていきますので、どうぞよろしく願いします。

 ゼムリア大陸西部、クロスベル自治州──

 かつて帝国と共和国の狭間で熾烈な領土争いが繰り広げられたこの地は、現在では大陸有数の貿易・金融都市として発展を遂げ、繁栄を謳歌していた。

 一方、帝国と共和国による圧力も目に見えぬ形で高まっており、両大国の意向を受けた議員・役人たちが醜い政争と汚職を繰り広げる中、裏社会ではマフィアや外国の犯罪組織が台頭し、抗争を始めようとしていた。


 『空の軌跡 The 3rd』の途中だけど、我慢できずに始めてしまった。ただいま第一章の途中(聖ウルスラ医科大学)まで進んでます。ストーリーの感想を一つ一つ追っていくという形のプレイ日記にはならないと思いますが、要所要所でストーリーについても語っていこうかな、と思ってます。

 で、早速ですが、これはやっぱり『空の軌跡』の続編なんだなぁ!

 冒頭からいきなり連綿と続くテーマを出してくれて、ファンとしてはすごく嬉しい。ちなみに、本作はロイドたちのレベルが40で、最終決戦に臨むという感じのところから始まり、クロスベルの街に帰ってきたロイドのシーンに「戻る」という構成を取ってます。ここで、ロイドが「夢から覚める」というのが象徴的のように思いますが、今はひとまず置いといて。

 皆さん、RPGの王道ってどういう形だと思いますか?

 少し考えてみてください。

 ……

 ……

 ……

 思いつきましたか?

 ちなみに、僕はですね、

「いま、ここ」には存在しない理想世界を目指す者を、「いま、ここ」にある現実を尊いと感じて、地に足を付けて生きる主人公たちが打倒する――文字通り、寝ぼけたやつの目を覚まそうとする――というストーリーを取るものが、日本のRPGの「王道」だと思ってます。テイルズシリーズなどはほぼこんな感じですが、それをすごい密度で描いたのが『空の軌跡』という作品だったわけです(『空の軌跡』についてはまた近いうちに書きます。今は『零の軌跡』!)。

 で、その作品を受け継いだのが本作だったんですが、最初から「煉獄」や「幻想」というキーワードを出して、前作「空の軌跡」との繋がりをもうはっきりと見せつけてくる。「煉獄」というのは3rdのキーワードでもあるんですが、これ「いま、ここ」の現実には存在しないものですよね。「幻想」も言わずもがな。

 そうした「いま、ここ」にはない何かを求めている者に、『空の軌跡』同様に「いま、ここ」にいることを自覚して(その場所まで自分たちがたどり着いたことを、周りに感謝するような台詞が入る=これは『空の軌跡』と同じ描写です)、ロイドたちは最後の戦いへ挑む……、そんなところで彼の目が覚めます。何か夢を見ていたような、そんなことをロイドが思う中、物語は始まる。

 ここで示唆的なのは、この今から始まる物語が本当なのか(夢ではないのか)という部分で。それならば、その夢から覚めるシーンが、「いま、ここ」の現実を取り戻すシーンが、丹念に描かれるのだろうな、と。そんな風にわくわくして、プレイを始めました。

 一応エピソード全クリア。クエストは全然やっていなかったのだが、唯一やっていた「お土産」というクエストが、核心に迫る内容だったのに驚いた。他にも、物語の解釈に関わりそうなクエストがあるのかなぁ。有料のダウンロードコンテンツもすべて購入しているので、プレイしてみよう。本筋の物語を楽しんだ程度ではやめられない。まだまだあの世界に触れていたい。

 ラスボスとの戦闘は割とあっさりと攻略できた。本作のボス戦はすべて特定の戦い方を要求されるので、戦い方に気づけばそこまで難易度は高くない。今回も電撃攻撃かわせねーよ、と思ったら、マラバリクで遠距離攻撃を試みれば、良かった。エレンの霊衣を「白夜の霊衣」にすればもう少し楽に戦えたとは思うけれど、やはり「黄昏の霊衣」は外せない(笑)。「頭隠して尻隠さず」という言葉がこれほど似合う服装もない。基本的にバックからのカットが多い本作なので(しかもコスチュームの変化はムービーにも反映される)、十分すぎるほどセクシーな背中とお尻を楽しんだ。前からの隠しっぷりと後ろの開放感とのギャップがたまらない。

 個人的には、ここよりもリヴァネの方が強敵だったかな。強敵というか、一度負けたらかなり戻されるので恐怖。エレンだとそこまで進むのが一苦労なので、キーツでダンジョンを進む。ラストダンジョン「天津が原」はほぼキーツで進んだ。変幻自在にフォークスを操るエレンよりも、とりあえず殴っとけば勝てると言わんばかりのキーツの方が僕の性に合ってる。ちなみに、二人の印象はそれとは真逆(エレンの方が無鉄砲で、キーツの方が慎重派)。

 シナリオは後半怒濤の展開で、めまぐるしく価値観が入れ替わる展開が面白かった。暗躍した妖精王の真意が明かされ(異界と現世を別つ、すなわち死と生を、過去と今を切り離す)、妖精たちからは世界を元通りに戻すように諭され、そして、自分が殺したかもしれなかった少年エルヴェからの想いが届いたところで、死生観に対する概念闘争は決着。セシリア……エレンにとってそれは大きな第一歩なんだけど、さらっと流して、あれっ?と思ったところで明かされる、最後の真実に衝撃。これは、まったく予期していなかったので、驚いた。

 キーツが異界の住人であるという事実(彼自身はそのことを知らなかった)。彼は「アンノウンレルム編集部」という異界に住んでいるハーフライフ(妖精のようなもの。だからこそ、EDに出てくる女性記者はキーツを認識してない=異界を信じない人には見えない)。ここで交わされるエレンとのやり取りが今までの物語を凝縮していて、大満足。なかでも、

 レムリックに来て良かった

 というエレンの言葉に涙腺も緩む。最近弱いんで、どんどん緩んでいる。これ、もうね、すごく深いっスよ。

 キーツという存在自体が生まれたのは、エルヴェに原因があるわけで(彼の将来の姿と言ってエレンが描いたのがキーツ)、おそらくはエルヴェが死の床で思い描いた世界があの「アンノウンレルム編集部」なんですよ(異界は人の死のイメージから生まれる。そして、時として死はありえたかもしれない未来を夢見させる)。「レムリックに来て良かった」と思わせてくれたエレンと自分の妹(シュゼット)の幸せを死に際に思った彼が、思い描いた異界。その世界の住人キーツが、エレンに呼ばれ(電話の主は彼女)、レムリックへ向かう。そして、最後に言われた、あの言葉。

 レムリックに来て良かった。あなたに会えた(エレン)

 十七年前エルヴェからセシリアへと届けたかった想いが、今度はエレンからキーツへと届く。 十七年前届けようとしてもおそらくは届かなかったであろう、その想いが(エルヴェの死の真相を受け入れられなかったセシリアなので、当然この感謝の言葉も届かない)、十七年の時を経て真実を受け入れ、そして、その答えを返すという。このシーン、ものすごい好きだ。

 エレンは第五章クリア、キースは第五章フォークスロア前まで進行。
 十七年前の連続殺人事件の真相を追っている最中、、現在でも殺人事件が続いている。五つの異界を回ったところで、死後の世界なんてない、それでもエレンが死者の声を聞けるのは昔実際に聞いたことがあるから、つまり十七年前の犯人はエレン、という衝撃の展開。割と本気で驚いた。えっ、妖精界ないの? ええっ、みたいな驚き。まあ、内気で暗いけれどけしからん肢体を持つエレンさんが犯人だとは思えないので、僕は母親犯人説でも推しておく。
 
 やはりというか、何というか、キーツが場違い。エレンの過去を主題に物語が展開されるので、そこに関わっていない彼の存在にすごく違和感を覚える。これ、こういう物語構造だと、実はめちゃくちゃエレンに近しい人間だったりするんだけど、該当するキャラがいないよなぁうーん。

 ちなみに、異界はすべて人間が死について抱くイメージから構成されているという。

 死後の安寧を思い描いて生まれた「妖精界」。
 近代の人類にとって死の象徴である「戦争界」。
 死んだら海の向こう側へ行くという連想から生まれた「海底都市」。
 死とは何だろう?という答えが出ない問題を延々と考え続ける「無限回廊」。
 そして、生きていた時の罪が裁かれるという「地獄界」。

 エレンたち妖精界の住人は、太古の昔に失われてしまった妖精界の安寧(死後は安らかであるべきという主張)を求めて、異界に侵攻している。そして、そのきっかけを作ったのが、キーツが与しているリヴァネ。彼女は、死後の世界に安寧があると考えるがゆえに、生をないがしろにして生きる人間がいることを察して、異界が現世に影響を与えないようにしたという。

 この辺りの死生観のやり取りが好み。どちらが間違っているというわけではなく、どちらにも一理ある。先の異界の設定が明かされた時も、面白いなーと思ったけれど、本当に考え込まれて作られている。エレンとキーツでは同じフォークスを使っても別の形で表現されたりと(キーツは本来伝達者ではないので、使役するフォークスが半透明だったり一部だったりする)、ゲームのシステムも凄く丁寧だ。

 第七話『ライフリング・マーダー』、一応調書もできたので、応募完了。どうやって殺人を犯したのかという部分については割とすぐ思い浮かんだんだけど(麻耶雄嵩のファンとしては、これ外せないっスよね(笑) かなり「らしい」展開。久々に読みたくなったなぁ)、どうやって犯人を絞り込むのかという点については偶然出てきた「ヒラメキ」で、ああ、そういうこと!?と納得。

 今回もゲームのシステムに助けられた感じだけど、やっぱり僕はあくまで『TRICK×LOGIC』をゲームだと思っているので、全然アリ。以下ネタバレ攻略情報(調書の内容)なので反転しますね。

 ここから----------------------------------------

 犯人が「屋敷」の屋根に望のハンカチを引っかけた理由って本当に意味がわからないんだけど(屋敷から書斎は撃てないわけだから偽装工作にならない)、そこに犯人がしてしまった致命的な「勘違い」が見えてくる。

 望に罪を被せるため、屋敷の屋根にハンカチを置いたというのなら、犯人はそこからなら犯行が行えると思っているということ。つまり、犯人は屋敷から書斎を狙えると「勘違い」していた人物。そして、ここから出てくる、驚くべき真相は、犯人がそのような勘違いができたからには屋敷から湖上庵の書斎が実際狙えたということ。つまり、(島自体が濡れていなかったので、動いたのは湖上庵ではなく)島が回転しちゃって、犯行当時屋敷から撃てたということだ!!(笑)

 これはもう麻耶雄嵩さん「らしい」としか言いようがない。素晴らしいバカミス。やっぱり、麻耶さん最高だよなっ!! システムに助けられ、すーっと筋が通った時に、腹の底から大笑いすることになった(笑)。うおー、こんなミステリー、真っ向から本気でやるとか、バカすぎる。素晴らしい。

 そんなわけで、「陸」からなら撃てるのでは?と発言をし、屋敷から撃てると思い込んでいた由衣が犯人。動機としては、想像するほかないんだけど、望に罪を着せようとしたことから、彼女が本当の好きだったのは小春の方だったということかな? 島が回転するなんて言う「奇蹟」が起きない限り、動機もあり銃に硝煙反応もある望が犯人扱いされるのは間違いないだろうし。本来なら、凄く簡単な事件だったはずなのに(というか、そもそも起こりえなかったはずなのに)、自然というのは予測不可能なものに翻弄された、切ない事件だった。

 というわけで、調書は、

問1:ぶら下がって撃つ屋根を屋敷の屋根と勘違い
問2:犯人は屋敷の二階から撃った
問3:水位が上がっても島は水没しなかった
   島が動いて煙突が見えるようになった
問4:由衣は屋敷から書斎が撃てると思っていた
犯人:信木由衣


 ----------------------------------------ここまで

 第六話「ブラッディ・マリーの謎」も前回同様これだ!というアイデアが浮かびませんでしたが、明日はプレイできそうにないので、本日応募してみました。ここまで来ると、多分わざとわかりにくい作りというか、どうとでも取れる作りにしてるんじゃないかなぁ。そういう風に来るなら、なるべくシステムに乗って(調書に沿って)謎を解いていこうと思います。以下、僕の推理と調書の内容など(ヒラメキも載っけてます)。なんか「続きを読む」で畳めなかったので、以下のネタバレは反転しておきますねー。



 ここから-----------------------------------

 一応かなり調書がヒントになっていて、それによれば犯行方法と逃走方法、この二つで持って今回は謎が解けるとのこと。今回のような、考え方によってはいくらでも考えられるタイプの謎には、やっぱりシステムに乗っからないと駄目かなぁ、と思います。つーか、それぐらいしかヒントがない(笑)。

 犯行方法についてはもうやっぱり素っ裸で犯行に及んだとしか思えません(笑)。そのため、返り血を流すことができたんだと思います。そうでないと、何故赤坂の部屋のバスルームが乾いているのか説明がつかないですし、まあ深くは考えずにおきましょう。
 ここで、素っ裸で犯行に及んだということは、赤坂の目が見えないことを知っている人間の犯行か?ということになりそうなんですが、これだけでは断定できないと思います。というのも、何回も刺されているのにまったく抵抗した痕がないということですので、赤坂は睡眠薬で眠らされていた可能性があります。睡眠薬で眠らせた後なら、ゆっくり着替えても大丈夫ですし、ましてホテル内を素っ裸で徘徊するという危険性を犯す必要もありません。

 どうやって赤坂の室内に入ったのかは問われていないので棚上げするとして、この段階では誰もが犯行を行えると考えてもイイかな、と思います。となれば、どうやって脱出したのか、この一点で持って犯人が推理できるということでしょう、多分、きっと、おそらく。

 脱出方法についてですが、一階の廊下は筒抜け、窓の外には足跡がないことから、二階から出て行ったと考えるしかない。そして、二階の鍵は現場検証時閉まっていたので、犯人は二階の鍵を閉める機会があった人。

 それは、二階に現場検証に行った「五反田猛」、「大崎美弥子」、そして、マスターキーを持っている「支配人」の三人。このうち、真っ先に除外できるのは支配人かなぁ、と思います。というのも、二階の鍵を開けたままの方が五反田に容疑をかけることができるから。後はやっぱりわざわざ二階から一階に下りるというリスクを冒すとは思えないですし(バレないように犯行時はまだ赤坂の部屋にいて、みんなが集まる時に戻るという手段は取れない。支配人は真っ先に現場に駆けつけているので)。

 だとすれば、五反田か美弥子のどちらかなのですが……、二階の鍵を閉めなければならなかったのは、五反田。最初は僕も五反田かなぁ、と考えていたのですが、どうもやっぱり音が響くドアと鍵を閉める方法が引っかかる。一階とはいえ、同室に目黒がいるので、二つ隣の部屋まで響くほどの音を立てては気づかれるのでは?と。そして、鍵を閉める方法もあまりにお粗末なので(閉められなかったら、当然容疑が自分に向くのに、絶対の手段ではない)、消去法で美弥子が犯人だと予想します。つかさが死体発見時にはまだ田端の部屋にいて、みんなが集まるところに何食わぬ顔で合流したと。まあ、睡眠薬というマジックアイテムを使えば、相方がいる部屋の人にも犯行が可能なので……、どうなんだろうなぁこれ。

 そんなわけで調書としては、

問1:犯人は犯行時服を着ていなかった
問2:犯人がバスタブを乾かした
問3:犯人は二階のドアから逃走した 二階の鍵は現場を調べている時に施錠した 犯人は死体発見後に逃走した
犯人:大崎美弥子

 以上のヒラメキを使ってます。


 -----------------------------------ここまで

 エレン編はプロローグと第一章、キーツ編はプロローグまで攻略。
 主に、エレンに母の名を騙って手紙を送った人物の娘シュゼットにまつわるエピソードが綴られる。ちなみに、送り主が母親じゃないとエレンが気づいたのは、異界まで追っかけて殺されそうになったから。十七年前に起こった事件に、エレンが関係しているらしく、その恨みであるらしい。

 五歳よりも前の記憶がないというエレン(つまり、今は二十三歳?)。自分の過去を追いたい彼女と、今起こっている殺人事件の謎を追うキーツで、対照的な展開となっている。異界に対する彼女たちの立ち位置も異なっていて、必要とされているのはエレン(「シーの霊衣」というメソ出しルックで、異界と人間界を繋ぐ役目を与えられた)。キーツは彼女の「守護者」という名目で呼ばれたが、妖精界で邪険にされている辺り、切ない。異界に行っても、おじさんは優しくされない

 十七年前に死んだシュゼットの父親のメッセージを、彼女に届けるのが第一章となるので、後半お話がリンクしていきそうで今から楽しみだ。

 戦闘は、オーソドックスなアクションものなんだけど、独特な部分としてはモーションセンサーを使っているのが挙げられるかな。ある種の亡霊である「フォークス」を使役して戦闘手段とするのが本作なんですが、その「フォークス」を捕獲するためにコントローラについているモーションセンサーを使う。ようは、コントローラを引っ張ったりするんだけど、これがなかなか面白い。大量のフォークスを捕獲した時など、無駄に高揚する(一応経験値追加ボーナスもある)。wiiリモコン使ったことがない自分は、この手のツール初体験だった。PS3のゲームで、この機能って他に使われているんだろうか?

 舞台は現代のヨーロッパ。岬の突端にある辺境の廃村・レムリック村。死者との邂逅を果たせるという民間伝承が残る土地。
 村への道はすでに閉ざされ、漁師たちは近寄りたがらない陸の孤島だが、今でも細々と暮らす人々がいるという……。


 死んだ母親を追って、死者に会える村「レムリック」にやってきたエレンと、謎の女性から「殺される」と電話を受けたオカルト雑誌記者キーツの物語。プレイヤーは基本的に彼女たちのエピソードを交互にプレイして、お話を進めることになる(ただし、どちらか一方だけ進めることも可能っぽい)。

 もう雰囲気が好みとしかいいようがない。死者に会える村で起こった殺人事件と十七年前にこの村で起こったという事件。そして、その謎を解くために死者に会いに行くというファンタジックな設定。それらの物語を彩る画面の美しさ(特に異界への扉が開く時の演出が良い。蝶のような光が飛び立つところなんて幻想的だ)。物語の設定から実際の映像までどこまでも自分の趣味に合っている。

 最初に訪れる異界「妖精界」よりも、生者の村であるはずのレムリックの方がはるかに寂れているというのも個人的にはポイント。妖精達は人間が僕たちのことを忘れてしまったから自分たちの異界も寂れていく、というようなことを言うのだけど、人間界のレムリックも同じ。その「忘れられた」というテーマが、おそらくは五歳よりも前の記憶がないエレンにもかかってくるんだろうなぁと思わせ、今後の展開が気になる。

 事件ファイルNo.5『亡霊ハムレット』まで攻略して、今は六つめの事件『ブラッディ・マリーの謎』(竹本健治)へ挑戦中。今の段階での印象は、すげーバカミスなんじゃなかろうかというもの。何気に竹本さんは未読なので、どういう手で来るのかわからないんだけど、期待に胸が膨らむ。あーでも、『匣の中の失楽』の人だよなぁ。なら、きっとバカミス。

 今の所、四つの目の『切断された五つの首』(大山誠一郎)がベストかなぁ。小説なら多少アンフェアじゃないか、と言われそうな真相なんだけど、本作は「犯人当て小説」ではなく「犯人当てゲーム」なので、むしろアリ。そのため、多少は卑怯な解決(つまり小説の文章を読んでもわからないような)でも、ゲームシステムでもって真相へ導いてくれる。疑問点を挙げて、ナゾへ繋げ、そこからヒラメキを得るという一連の作業そのものが、真相に至るヒントになっている。

 そういう意味では、先に犯人もトリックもわかってしまって、後は証拠となる「ヒラメキ」を探すだけとなってしまっては、あまり面白くないのでは?と感じる。このゲーム、多分ヒラメキと同時に真相にたどり着くという遊び方が、一番面白いんじゃないかなぁ。少なくとも自分はそういう楽しみ方がしっくり来る。

 先の四話目をベストに挙げているのもそれが理由。

 犯人がわざわざ頭、両手首、両足首を切り落としたのは何故か?という謎を追うのがこのエピソードだけど、一読して見当もつかなかった。なので、あれやこれやとナゾやヒラメキを出している途中で出てきた、ある「ヒラメキ」でもって犯人の動機に思い当たり、すべてに説明がついた瞬間がたまらなかった。まあ、こういう面白さがわかった次のエピソードがアレなので、「ええっ?」って思ってしまったけれど(笑)。