PC、CS問わずゲームの感想や情報、プレイ日記を更新してます。ただいま『トリック×ロジック』『フォークスソウル 失われた伝承』を応援中
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 舞台は現代のヨーロッパ。岬の突端にある辺境の廃村・レムリック村。死者との邂逅を果たせるという民間伝承が残る土地。
 村への道はすでに閉ざされ、漁師たちは近寄りたがらない陸の孤島だが、今でも細々と暮らす人々がいるという……。


 死んだ母親を追って、死者に会える村「レムリック」にやってきたエレンと、謎の女性から「殺される」と電話を受けたオカルト雑誌記者キーツの物語。プレイヤーは基本的に彼女たちのエピソードを交互にプレイして、お話を進めることになる(ただし、どちらか一方だけ進めることも可能っぽい)。

 もう雰囲気が好みとしかいいようがない。死者に会える村で起こった殺人事件と十七年前にこの村で起こったという事件。そして、その謎を解くために死者に会いに行くというファンタジックな設定。それらの物語を彩る画面の美しさ(特に異界への扉が開く時の演出が良い。蝶のような光が飛び立つところなんて幻想的だ)。物語の設定から実際の映像までどこまでも自分の趣味に合っている。

 最初に訪れる異界「妖精界」よりも、生者の村であるはずのレムリックの方がはるかに寂れているというのも個人的にはポイント。妖精達は人間が僕たちのことを忘れてしまったから自分たちの異界も寂れていく、というようなことを言うのだけど、人間界のレムリックも同じ。その「忘れられた」というテーマが、おそらくは五歳よりも前の記憶がないエレンにもかかってくるんだろうなぁと思わせ、今後の展開が気になる。
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 事件ファイルNo.5『亡霊ハムレット』まで攻略して、今は六つめの事件『ブラッディ・マリーの謎』(竹本健治)へ挑戦中。今の段階での印象は、すげーバカミスなんじゃなかろうかというもの。何気に竹本さんは未読なので、どういう手で来るのかわからないんだけど、期待に胸が膨らむ。あーでも、『匣の中の失楽』の人だよなぁ。なら、きっとバカミス。

 今の所、四つの目の『切断された五つの首』(大山誠一郎)がベストかなぁ。小説なら多少アンフェアじゃないか、と言われそうな真相なんだけど、本作は「犯人当て小説」ではなく「犯人当てゲーム」なので、むしろアリ。そのため、多少は卑怯な解決(つまり小説の文章を読んでもわからないような)でも、ゲームシステムでもって真相へ導いてくれる。疑問点を挙げて、ナゾへ繋げ、そこからヒラメキを得るという一連の作業そのものが、真相に至るヒントになっている。

 そういう意味では、先に犯人もトリックもわかってしまって、後は証拠となる「ヒラメキ」を探すだけとなってしまっては、あまり面白くないのでは?と感じる。このゲーム、多分ヒラメキと同時に真相にたどり着くという遊び方が、一番面白いんじゃないかなぁ。少なくとも自分はそういう楽しみ方がしっくり来る。

 先の四話目をベストに挙げているのもそれが理由。

 犯人がわざわざ頭、両手首、両足首を切り落としたのは何故か?という謎を追うのがこのエピソードだけど、一読して見当もつかなかった。なので、あれやこれやとナゾやヒラメキを出している途中で出てきた、ある「ヒラメキ」でもって犯人の動機に思い当たり、すべてに説明がついた瞬間がたまらなかった。まあ、こういう面白さがわかった次のエピソードがアレなので、「ええっ?」って思ってしまったけれど(笑)。